付録
この作品は当時劇場で観た覚えがあり、大変懐かしい。平成モスラ三部作の中では一番家族愛要素が少なく、視聴がさほど辛くないのもあって結構好きだったりする。
さて、今作の舞台は沖縄の石垣島。ニライカナイという太古の都市の伝説が残っていて、そこの珍獣けむくじゃらことゴーゴが汐里に遭遇したことから物語は始まる。
↑微妙に可愛くないゴーゴ
ドラッドもそうだけど、なんでマスコット的キャラクターをちゃんと可愛くつくれないのか…。そのくせリトルはお菓子の妖精みたいにしちゃうし。センスがわからん……。
最初は仲が良くなかった悪ガキ的な男子2人も汐里に合流し、ゴーゴを助けたことで意気投合。コスモスに協力してニライカナイの秘宝を見つけることになる。この辺のいかにも小学生らしさがノスタルジックで良い。
さらにベルベラの手下になったおっさん2人もニライカナイの秘宝を手に入れるために3人を追いかけていく。
時を同じくして汚染が進む日本近海(環境保護警鐘要素)ではベーレムというヒトデに似た怪生物が大量発生し、しかも酸性の毒液を吐き出すので社会問題になっていた。
ベーレムはダガーラが海の汚染を食べることにより発生する生物で、ニライカナイ滅亡の原因になったらしい。
このベーレムがめちゃくちゃきもい。初登場のときに漁師のおっさんに毒液を吐くシーンは何回観てもゾッとする。皮膚が溶けるシュワシュワ音とか患部を抑える手から溢れる泡とかなんかもう助からなさがやばい(漁師のおっさんは後に救急搬送されるので多分生きてはいる)
原因のダガーラが石垣島近海に出現し、ニライカナイを襲う。
ダガーラは色も良いしデザインも悪くないのになんでか私の中では影が薄くなりがちである。あんまり街を壊さないからなのか、水中に潜りがちなせいなのかわからないが。水陸空全てで戦える万能選手だというのに。
そんでダガーラをこのままにしといたらやばいことに気づいたコスモスはモスラレオを呼ぶことにする。
まぁ、案の定歌うわけだけど。
モスラな以上仕方ないのはわかってるし比較的短かったからまだマシだけどやっぱりいきなり歌うよ!は苦手である。なんとも言えず居心地が悪くなる。
ダガーラはニライカナイバリアーに阻まれ、仕方なく石垣島の街を壊して回る(何故?という疑問は野暮なのだろう。街があれば壊すのが怪獣のお仕事である)。しかしモスラレオが来た途端に海中に潜る。自分の得意なフィールドで戦いたいのはわかるけど、もうちょい場面転換なんとかならなかったのだろうか。ちょっと唐突すぎる。
モスラレオとドッグファイトしたりビームを避けたりモスラレオがベーレムまみれになったりする死闘が繰り広げられている傍ら、子供3人はイージーモード位のインディージョーンズニライカナイに侵入し、秘宝を探す。途中おっさん2人に妨害されるも最後の部屋まで辿り着く。
そこでなんやかんやあっておっさん2人と和解し、ベルベラがデレて、ゴーゴが満身創痍なモスラレオに力を与え、見事にモスラレオはレインボーモスラに進化した。
それからは海を割って人間たちを逃がしたり、水中モードになってダガーラを一方的に追い詰め、トドメとばかりに小型分裂して体内から痛めつけるなどやりたい放題。
前作のときも思ったけど、モスラレオって殺意有り余りすぎじゃない?
ともあれダガーラはニライカナイとともに水没してめでたしめでたし。
総評としては、特撮シーンは派手で見応えがある。ベーレムまみれになったモスラレオの痛々しさやダガーラの凶悪さがちゃんと伝わってくる操演は見事。しかし本編シーンはテンポの悪さと場面転換の唐突さが目立ち、それが退屈さを生み出してしまっている。
まぁレインボーモスラになったあとは楽しいから、そこだけ観るのもいいかもしれぬ。
グリーンマンは豪華4エピソード(白目)
対ザリゾン
バルタン星人とメフィラス星人を足して2で割った感じ。毒ガスでグリーンマンを操るもグリーンコールで直ったグリーンマンに敗れる。
対フラッシャー
尻が……!
尻が増えた……?!
対ステゴジラス
魔王様の「ああん?!(ブチギレ)」がかっこよすぎる。グリーンマンにナイフを刺してオイルを漏らさせることに成功するがグリーンコールで以下略
ヤスゴン
網を使って子供を捕獲する。
グリーンマンにも網で優位に立つが……
やっぱグリーンコールをなんとかしないと魔王様一生復活出来なそう。
ゴジラアイランドはネオヘドラ編終わり。ネオヘドラ可愛いなぁ。色味がアメリカのお菓子みたいなゆめかわいさがある。
次回のDVDコレクターズBOXは「ゴジラ2000ミレニアム 海外公開版」
なんか海外だと情報が少なすぎて前作からの続編だと思われたりしたらしい。
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